2014/08/22

2014 小学生しかけ絵本講座 レポート

少し間があいてしまいましたが、7月に行ったワークショップのレポートです。

今年も板橋区立美術館での講座を担当させてもらいました。
例年通り、会期は3日間。


今年は 「でこぼこブックをつくろう」


テーマは色とカタチを楽しむ。
ジャバラ折にどんどんしかけを足して、どんどんでこぼこを足していきます。切り込みを入れて、折って、色紙を足して、ジャバラ折りを長くして、でこぼこでこぼこ。


今年は低学年の子がとても多く、他にもいろいろあって初日はちょっと難航。。
特に1年生くらいだと、紙を折る、のりを貼る、という行為自体が難しい。作業しているうちに、山折だか谷折だか分からなくなっちゃって、混乱してしてしまったり。。毎年のことですが、美術館の学芸員さんとムサビのインターン生の助けに感謝です。そして、2日目からは各自のペースでドンドン作品が出来上がっていきました。






両手いっぱい広げても全体が見えなくなって、
床に広げて、最終チェック。






















しかけ、ちゃんと機能してるかな。
作り忘れている箇所はないかな。



2日連続で制作が続いた後は、一日お休み。
中身が出来ていない子は、家にもって帰って宿題です。
そして最終日は仕上げの表紙づくりと発表会。
今年は土曜日だったせいか、お父さんもちらほらいました。

さてさて。床にみんなの作品をずらりと並べて。。






















発表会です。




















































































お友達の作品に感心したり、自分の作品をおかあさんたちに説明したり。。
難しいことにもチャレンジした分、作品にはそれぞれにボリュームがありました。

ストーリをがなかったり、具象ではなかった分、むずかしかった子もいたかもしれません。でも、「開く」「閉じる」とか、立体が平面になるとか、紙の動きや、
ジャバラだから本来表も裏もないので、自分が見ていた面の裏から見た時の見え方の違いとか、カタチや色の組み合わせを楽しんで、なにか発見してもらえたらうれしいです。








それにしても、しかけをつかった絵本やカードのワークショップにどんどん興味がわいてきています。違う場所でも機会があればと考え中。うまく伝授できなかった場面もあったので、伝え方の改良もしなくては、というのが私の宿題。
時間や参加者に合せてネタも増やしていきたいです。





しかけ絵本をつくろう「でこぼこブック」の過去記事はこちらから。