●包む ー 日本の伝統パッケージ展
●2011年2月10日〜4月3日
●目黒区美術館
お天気がよかった先日の土曜日、行ってきました。
うーん。よかった。
たくさんの素材、手間、技。見とれてしまいます。
卵を包む技は大学時代に初めて雑誌で見たんだけど、現物は初めて。
結納の品々をセットしたコーナーの水引のデザインもすごい。
今まで覗いてきたお土産屋さんで、印象に残ってたお菓子、村岡総本舗の羊羹もありました。確かに店頭で見た時の何とも言えない老舗感は印象的だったんです。羊羹の砂糖のざらっとした感じも特別な感じ。
他のパッケージたちも、中身が入っていて本来の役割を果たしている時に与えるインパクトは、ここでの展示を見るより、もっとずっとすごいのかな。それとも、生活の中から生まれてあたりまえのように活用されてきたものだけに、見落されてしまうことの方が多いのかなあ。きっと見落とされてしまうから、コレクションとしてこうして集っていているんですよねー。なんか、間にあって良かった、っていう感じ。
おもしろいなーってゆっくり見ていたら、我が家にもあるパッケージを発見。
両口屋是清さんの二人静。上品な和三盆のお菓子です。
展示されていたのは「右側」だけだけど「のし」の包み紙もかわいいのです。
我が家にあるのは、結婚のお祝いに頂いたもの。両口屋是清さんから。
昨年、あるデザイン案件のご相談を頂き、少しの間連絡を取らせていただいていました。結局お仕事はご一緒できなかったのですが、結婚のお祝いに、と郵送で送られてきたのがコレです。発注しなかった外注先にこんなに丁寧にしてくれる方がいるなんて、とびっくり。すごくうれしい贈り物でした。
自分が持っているのと同じものが、展示ケースの中でしゃんと並んでいる事も少し誇らしく感じるものですねー。
パッケージ、面白いです。
さいごに
日本じゃないんだけど、私がパッケージに魅かれて買ったもの。フィレンツェのキャンディー。絵柄もいいし、包み方もかわいい。味もなかなかおいしかったんだけど、もう5年くらい前のものなので食べられません。